夏休み後半、中学生の数学は何を復習する?保護者向けに優先順位を解説
もくじ(9)
夏休みも後半になると、「宿題は終わったけれど数学の復習までできていない」「2学期についていけるか心配」と感じるご家庭もあると思います。
ただ、残りの日数で中1から今までの範囲を全部やり直す必要はありません。範囲を広げすぎると、何も定着しないまま新学期を迎えてしまうこともあります。
夏休み後半は、2学期の授業で使う土台を1〜2個だけ立て直すと考えるのがおすすめです。
まず点数ではなく「止まる場所」を確認する
最初に見るのは、夏休み前の定期テストや学校ワークです。
次のようなサインがないか確認してみてください。
- 計算問題の途中から空欄が増えている
- 同じ符号ミスを何度もしている
- 解説を見れば分かるが、翌日は解けない
- 文章題になると式を作れない
- 苦手な単元だけ宿題が極端に遅い
点数が同じ40点でも、「計算はできるが文章題で止まる」のか、「正負の数の計算から不安定」なのかで、戻る場所は違います。
数学全体が分からないように見える場合は、中学数学を基礎から学び直す方法も参考にしてください。
学年別に優先したい復習の考え方
学校によって進度は異なりますが、2学期は1学期の内容を前提に進むことが多くあります。
中1:正負の数・文字式・方程式の計算を安定させる
中1は、これから比例・反比例や図形へ進んでも、式を扱う力が必要になります。
-3+5、2a-3a、2x+3=11 といった基本計算で毎回止まるなら、難しい文章題より先に計算を安定させます。
中2:式の計算と連立方程式を確認する
一次関数などでは、式を整理したり方程式を解いたりする力を使います。連立方程式の加減法・代入法で手順が曖昧なら、夏休みのうちに基本問題を数問解いておくと安心です。
中3:展開・因数分解・平方根を優先する
受験学年では、1・2年の復習も気になります。ただ、学校の授業についていくためには、直近で習った展開・因数分解・平方根を先に安定させたいところです。
中3全体の勉強順は、中3数学の勉強法でも整理しています。
1週間なら「2単元だけ」でいい
残り7日程度なら、次のような進め方で十分です。
| 日 | やること |
|---|---|
| 1日目 | テスト・ワークから苦手を2つ選ぶ |
| 2〜3日目 | 1つ目の単元を例題→基本問題で復習 |
| 4〜5日目 | 2つ目の単元を復習 |
| 6日目 | 間違えた問題だけ解き直す |
| 7日目 | 何も見ずに同じ問題をもう一度解く |
1日20〜30分でも構いません。大切なのは「数学を30分やる」ではなく、「連立方程式の加減法を自力で3問解けるようにする」のように、できるようにしたいことを決めることです。
保護者が教えられなくても大丈夫
中学生の数学になると、「自分が教えると余計に混乱させそう」と感じる保護者も少なくありません。
保護者が解法を説明する必要はありません。むしろ、
- どこまでは自分で分かった?
- どこから分からなくなった?
- 明日もう一度やるならどの問題?
と聞き、本人が現在地を言葉にできるようにするだけでも役立ちます。
「分からない」が「連立方程式の途中で符号が変わるところが分からない」まで具体的になれば、教科書や教材で戻る場所も見つけやすくなります。
「全部やりなさい」は逆効果になりやすい
夏休み後半に焦ると、つい「残り1週間しかないから毎日1時間やろう」と計画を大きくしがちです。
しかし、数学が苦手な子ほど「量が多すぎて始められない」という状態になりやすくなります。
最初は、
「今日はこの3問だけ」
でも構いません。
昨日解けなかった1問が今日は自力で解けたなら、それは十分な前進です。
定期テストを見据えた学習の組み方は、中学数学の定期テスト勉強法も参考になります。
まとめ
夏休み後半の数学では、全範囲をやり直すより、2学期に持ち越したくない弱点を1〜2個減らすことを目標にしてください。
テストやワークを見て止まっている場所を探し、基本問題を数問、自力で解けるところまで戻します。短い時間でも、翌日にもう一度解くほうが「やっただけ」で終わりにくくなります。
ますっちの中学数学学習では、中1〜中3の内容を単元ごとに確認できます。家庭学習では、分からないテーマだけ選んで戻る使い方もできます。
ますっちで、今日の1つから。
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