95²を暗算で計算する方法|末尾が5の2乗が一瞬で解ける理由
もくじ(7)
95² を計算するとき、95×95の筆算をしてももちろん正解できます。でも、末尾が5の数の2乗には、もっと短く計算できる方法があります。
95²なら、
9×10=90
の後ろに 25 を付けて、
95²=9025
です。
「たまたまそうなる裏技」に見えますが、きちんと理由があります。中3で習う展開を使うと、なぜこの方法が必ず使えるのかまで説明できます。
95²を筆算せずに計算してみよう
95の「5の前の数」は9です。9の次の数は10なので、まず
9×10=90
とします。その右側に必ず 25 を置きます。
90|25
つまり、
95²=9025
です。
ここで覚えたいのは「95²の答えが9025」という数字ではありません。
末尾が5の数を見たら、5の前の数×その次の数を計算し、最後に25を付けるという形です。
35²と75²でも同じになる
35²なら、5の前は3です。
3×4=12
最後に25を付けて、
35²=1225
75²なら、
7×8=56
なので、
75²=5625
となります。
3×3、7×7ではなく、前の数と「その次の数」を掛けるところがポイントです。
なぜ最後に25を付けるだけでいいの?
末尾が5の整数は、10a+5 と表せます。たとえば95なら a=9 です。
これを2乗すると、
(10a+5)²
=100a²+100a+25
=100a(a+1)+25
となります。
100a(a+1) は、a(a+1) の後ろに00を付けた数です。そこへ25を足すので、結果は必ず「a×(a+1) の後ろに25」という形になります。
95²なら、
a=9
なので、
9×10=90
後ろに25を付けて9025です。
中3の展開を復習したい人は、展開と因数分解がわからない中3へもあわせて確認すると、この計算の仕組みがつながります。
115²のような3桁でも使える?
使えます。
115²なら、5の前を「11」と考えます。
11×12=132
後ろに25を付けて、
115²=13225
です。
「5の前は1桁」と決まっているわけではありません。末尾が5なら、15²でも215²でも同じ考え方が使えます。
どんな計算にも使えるわけではない
便利な方法ですが、条件があります。
たとえば 95×85 は、同じように9×10の後ろへ25を付ける計算ではありません。この方法は、同じ末尾5の数を2回掛ける、つまり2乗するときの方法です。
数学の計算テクニックは、やり方だけでなく「いつ使えるか」をセットで覚えると、公式の選び間違いが減ります。
計算ミスが多い場合は、中学生の計算ミスを減らす方法も参考にしてみてください。
3問だけ練習してみよう
次の答えを、できれば筆算せずに出してみてください。
45²65²105²
答えは、
4×5=20→ 20256×7=42→ 422510×11=110→ 11025
です。
解説を読んだ直後だけでなく、翌日にもう一度1問解いてみると、本当に自分で使えるようになったか確認できます。
まとめ
95²は、
9×10=90
の後ろに25を付けて、
9025
と計算できます。
この方法が使えるのは偶然ではなく、(10a+5)²=100a(a+1)+25 と展開できるからです。
「裏技」として答えだけ覚えるより、末尾が5の2乗という条件と、なぜ成り立つかまで分かっていると、数字が変わっても使えます。
ますっちの中学数学学習では、計算の理由を確認したあとに問題を解きながら学べます。公式を丸暗記するのが苦手な人は、意味から確認してみてください。
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