中学生の計算ミスを減らす方法|「ケアレスミス」で終わらせない5つの対策
もくじ(8)
「やり方は合っていたのに、最後の計算で間違えた」「マイナスを1つ落として2点失った」。数学のテストでは、こうしたミスが何度も起こります。
つい「次は気をつけよう」で終わらせたくなりますが、それだけでは同じミスを繰り返しやすくなります。大切なのは、計算ミスを1種類として扱わず、どこで間違えたのかを分けることです。
この記事では、中学生が起こしやすい計算ミスを整理し、今日からできる対策を紹介します。
計算ミスは「ケアレスミス」でまとめない
まず、最近のテストや学校ワークを3〜5問だけ見返してみてください。間違いは、だいたい次のように分けられます。
| ミスの種類 | 例 | 見直すポイント |
|---|---|---|
| 符号ミス | -3-5 を 2 にする |
+ と - を先に確認 |
| 写し間違い | 6を8、x² を x と写す |
式を写した直後に元の問題を見る |
| 計算順序 | 足し算を先にする | かっこ→掛け算・割り算→足し算・引き算 |
| 途中式の省略 | 頭の中で2〜3段階進める | 式の形が変わるところで1行書く |
| 問題文の読み落とし | 「最小」「整数で」などを見落とす | 求めるものに印を付ける |
たとえば符号ミスが多いのに、毎日計算問題を50問解くだけでは、間違える回数まで増えてしまうことがあります。必要なのは問題数ではなく、自分が崩れやすい場所に合わせた練習です。
正負の数の符号でよく迷う場合は、正負の数がわからない中1へから戻って確認してみてください。
対策1:途中式は「1行で1つの変化」にする
途中式を全部書けばよいわけではありません。おすすめは、式に大きな変化が起きたところで1行分けることです。
たとえば、
3(x-2)-5=7
を解くなら、
3x-6-5=7
3x-11=7
3x=18
x=6
のように、かっこを外す、同類項をまとめる、両辺を整理する、という操作が見える形にします。
間違えたときにも、「かっこを外したところまでは合っていた」と原因を探しやすくなります。
対策2:符号と数字を同時に処理しない
負の数の掛け算では、まず符号だけを決める方法が有効です。
(-6)×(-4)
なら、最初に「マイナス×マイナスだからプラス」と決め、そのあと 6×4=24 と計算します。
頭の中で符号と数字を一度に処理すると、簡単な問題でも取り違えやすくなります。特にテスト後半で疲れているときほど、処理を分けるだけでミスを減らせます。
対策3:「間違えた理由」を1語だけ残す
間違いノートをきれいに作る必要はありません。問題の横に、
- 符号
- 写し
- 公式
- 計算順序
- 問題文
のように1語だけ書くだけでも十分です。
1週間たつと、「自分は符号より写し間違いが多い」などの傾向が見えてきます。そこで初めて、見直す場所を絞れます。
問題集の解き直し方は、中学数学の問題集の使い方でも詳しく解説しています。
対策4:見直しは「もう一度全部解く」ではない
テストの見直しで、最初から全問を解き直す時間はほとんどありません。そこで、見直す場所を決めておきます。
計算問題なら、
- 問題から数字や符号を正しく写したか
-を落としていないか- 答えの形は指定どおりか
の3つを見るだけでも違います。
方程式なら、出した答えを元の式に代入する検算も有効です。普段の練習から同じ見直しをしておくと、本番でも自然にできます。
対策5:暗算しすぎない
暗算が速いことは強みですが、テストでは正解して初めて点になります。
12-(-7) のような短い計算なら暗算でもよいでしょう。一方、分数・負の数・文字が混ざる式は、一度に進めすぎると途中の符号を落としやすくなります。
「暗算禁止」にする必要はありません。式の形が変わるところだけ残す、という基準を作っておくのがおすすめです。
毎日10分なら、こう練習する
計算ミスを減らすために長時間の勉強は必要ありません。
- 前日に間違えた問題を1問
- 今日の基本計算を3〜5問
- 最後にミスの種類を確認
これを10分ほど続けます。
同じ問題を翌日もう一度解くのも大切です。解説を見た直後にできるのではなく、時間が空いても自力で解ければ、少しずつ定着しています。
毎日の学習時間の決め方は、中学数学は毎日何分勉強する?も参考にしてください。
まとめ
計算ミスを減らすときに大切なのは、「もっと注意する」ではなく、自分がどこで間違えやすいかを知ることです。
符号ミスなら符号を先に確認する。写し間違いなら1行ごとに元の式を見る。途中式を飛ばしすぎるなら、式が変わるところだけ1行残す。原因が分かれば、対策も具体的になります。
ますっちの中学数学学習では、学年・単元ごとに基礎から確認できます。計算でつまずいたときは、難しい問題へ進む前に、苦手なテーマだけ戻って練習してみてください。
ますっちで、今日の1つから。
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