中学数学がわからないときはどうする?苦手の原因を見つける方法
もくじ(10)
数学がわからない。教科書を読んでも問題集を開いても手が止まると、数学全部が苦手になったように感じますよね。
でも実際には、1問の中のほんの一部分で止まっていることがよくあります。止まっている場所を見つければ、やるべき勉強はかなり小さくできます。
この記事では、中学数学がわからないときに、原因をどう切り分ければよいかを具体的に説明します。
まず「何がわからない?」を4つに分ける
分からない問題に出会ったら、すぐ答えを見る前に、どの段階で止まっているか確認します。
| 止まる場所 | よくある状態 | 戻る場所 |
|---|---|---|
| 問題文 | 何を求めるか分からない | 用語・条件の読み取り |
| 知識 | 使う公式や性質が分からない | 教科書の説明 |
| 計算 | 方針は分かるが計算できない | 前学年の計算 |
| 解き方 | 知識はあるが組み合わせられない | 基本例題 |
この4つを分けるだけでも、数学全部をやり直す必要がなくなります。
例:一次関数がわからない場合
一次関数の文章題を見て、何もできないとします。ここで一次関数を最初から全部勉強し直す前に、どこで止まるか調べます。
y=2x+3 のグラフをかけないなら、切片や傾きの理解が原因かもしれません。式は読めるのに文章から式を作れないなら、変化の割合を文章の中から見つける練習が必要です。
座標そのものが分からないなら、中1の比例まで戻るほうが理解しやすくなります。
単元名ではなく、できない動作まで細かくするのがポイントです。
「分からない」を具体的な言葉に変える
数学が苦手な人ほど、ノートに「分からない」とだけ書いてしまいがちです。それでは次に何を直せばよいか分かりません。
次のように言い換えてみてください。
移項すると符号を間違えるどの相似条件を使うか選べない√12を簡単にできない文章からxを何にするか決められない
これくらい具体的になると、復習する内容を1テーマに絞れます。
解説を読んでも分からないとき
解説を何度読んでも分からない場合は、説明が難しいのではなく、その説明に必要な前提が抜けている可能性があります。
たとえば、
√12=2√3
という変形が分からないとします。
平方根のルールだけを読み直す前に、12=4×3 と分けられるか、4が 2² だと気づけるかを確認します。そこが曖昧なら、平方根より前の内容を補う必要があります。
中学数学を基礎から学び直す方法では、このような前提単元の探し方を詳しく説明しています。
答えを写すと「分からない場所」が消えてしまう
宿題を終わらせるために答えを写すと、その場では前へ進めます。ただ、自分がどこまでできたのか分からなくなります。
答えを見ること自体は悪くありません。5分ほど考えて方針が出ないなら、解説を見るのも効率的です。
大切なのは、見た後に一度閉じて、最初から自分で解き直すことです。ここまでできて初めて、解説が自分の力になります。
質問するときは「ここまでは分かった」を伝える
先生や友達に質問するときも、問題を丸ごと「分かりません」と渡すより、止まった場所を伝えると理解しやすくなります。
たとえば、
相似条件は分かるけれど、どの辺とどの辺が対応するか分かりません
と伝えれば、必要な説明にすぐ入れます。
自分で止まった場所を言葉にすること自体が、数学の整理になります。
計算ミスが多い場合は「理解不足」とは限らない
問題の考え方は合っているのに、符号や計算で間違える人もいます。この場合、単元を最初から勉強し直す必要はありません。
ミスを次のように分けてみましょう。
| ミス | 例 | 対策 |
|---|---|---|
| 符号 | -×-=+ を間違える |
途中式を1行増やす |
| 写し間違い | 数字や式を変えてしまう | 1行ごとに元の式と確認 |
| 公式 | 似た公式を混同する | 公式の意味を図で確認 |
| 読み落とし | 求めるものを間違える | 問題文の条件に線を引く |
ミスの種類が分かれば、勉強量を増やすより対策を変えたほうが効果的です。
どうしても全部わからないと感じるとき
何を見ても分からないと感じるなら、簡単な問題まで戻って成功地点を探します。中3でも、中1の正負の数まで戻って構いません。
たとえば 3+(-5) がすぐに計算できるなら、そこは大丈夫です。次に文字式、方程式と一段ずつ進めれば、どこから怪しくなるか見つかります。
この方法なら、苦手を感覚ではなく事実として切り分けられます。
1回の勉強で直すのは1つでいい
原因がいくつも見つかっても、全部を同じ日に直す必要はありません。今日は符号、明日は方程式というように1テーマずつで十分です。
数学が苦手な状態から抜ける方法は、中学数学の苦手を克服する勉強法でも詳しく紹介しています。
中学数学の学習サイトを使う場合も、分からない単元を丸ごと見るのではなく、止まっている小さなテーマから確認すると進めやすくなります。
まとめ
中学数学がわからないときは、数学全部を苦手だと考えないことが大切です。問題文・知識・計算・解き方のどこで止まったかを確認すると、必要な復習が見えてきます。
次に分からない問題が出たら、どこから分からないのか自分に聞いてみてください。その一言が、苦手を小さくする最初の一歩です。
ますっちで、今日の1つから。
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