中学数学の苦手を克服するには?できない状態から抜ける勉強法
もくじ(11)
数学が苦手だと、問題を見る前から難しそうに感じることがあります。解けない経験が続くと、勉強を始めること自体が嫌になることもありますよね。
苦手を克服するときに必要なのは、いきなり得意になることではありません。自分で解ける範囲を少しずつ広げることが一番大切です。
この記事では、数学ができないと感じている中学生が、無理なく基礎を立て直す方法を説明します。
数学の苦手は「できない経験」が積み重なって強くなる
数学が苦手になる理由は一つではありません。計算ミスが多い、授業が速い、前の単元が抜けているなど、いくつかの原因が重なります。
ただ、多くの人に共通するのは「解けない→嫌になる→勉強しない→さらに分からない」という流れです。
この流れを逆にするには、まず小さな問題を自力で解ける状態を作ります。
苦手な単元を「小さなテーマ」に分ける
方程式が苦手、一次関数が苦手、と大きく考えると何から直すか分かりません。もう一段細かくします。
| 大きな苦手 | 小さく分けた例 |
|---|---|
| 方程式 | 移項の符号、かっこ、小数、文章題 |
| 一次関数 | 傾き、切片、グラフ、式を求める |
| 因数分解 | 共通因数、公式、式の見分け |
| 図形 | 対応する辺、条件、証明の順番 |
今日は「一次関数を克服する」ではなく、「傾きの意味を分かるようにする」くらいで十分です。
小さくすると、終わりが見えるので勉強を始めやすくなります。
最初は「簡単すぎる」と感じる問題からでいい
苦手克服では、少し簡単な問題から始めるのがおすすめです。難しい問題を解くことより、自分だけで最後まで進める経験を作るほうが先だからです。
たとえば比例が苦手なら、いきなり文章題ではなく、y=3x でxが1、2、3のときのyを求めるところから始めます。
簡単な問題が安定したら、表→式→グラフと少しずつ広げます。
できなかった問題は「原因」だけを見る
間違えた問題を見ると、自分はやっぱり数学が苦手だと感じやすいです。でも、間違いは苦手の証明ではなく、直す場所を教えてくれる情報です。
たとえば、
-2(x-3)=-2x-6
と間違えたなら、展開全体が分からないとは限りません。(-2)×(-3)=+6 という符号だけが原因かもしれません。
原因が1つなら、直す内容も1つです。
正解した問題も「なぜできたか」を確認する
正解したから終わり、ではなく、何を使って解いたかを一言で説明してみてください。
同じ文字の項をまとめた、2組の角が等しいので相似を使った、斜辺なので足し算で三平方を使ったなどで十分です。
これが言えると、数字や図が少し変わっても考え方を選びやすくなります。
苦手克服に必要な問題数は多くない
同じ問題を20問、30問と解くより、基本問題を少数でも丁寧に解くほうがよい場合があります。
目安は次の通りです。
| 状態 | 次にすること |
|---|---|
| 解説を見ないと解けない | 同じ型をもう1問 |
| 1問だけ自力で解けた | もう1〜2問確認 |
| 3問程度続けて解けた | 少し形を変える |
| 翌日も解けた | 次のテーマへ進む |
量ではなく、自力で再現できるかを基準にします。
長時間より「毎日少し」が向いている
苦手な教科を1時間続けるのは大変です。最初は15〜20分でも構いません。
5分で説明を確認し、10分で2問解き、5分で間違い直しをするだけでも1テーマは進みます。
勉強時間そのものについては、中学数学は毎日何分勉強する?で詳しく整理しています。
得意な単元も少し混ぜる
苦手な問題だけを続けると、勉強時間のすべてが失敗体験になりやすいです。最初や最後に、自分が解ける問題を1問入れても構いません。
ただし、得意な問題だけで勉強を終えないことも大切です。苦手テーマを1つ進めたら、最後に得意な1問で終えるくらいがちょうどよいです。
比べるなら「昨日の自分」と比べる
周りの人が難しい問題を解いていると焦るかもしれません。でも、苦手克服の途中では進む速さが人によって違います。
昨日は解説を見ないとできなかった問題が、今日は自力でできた。それだけでも確実な前進です。
数学が分からない場所自体を見つけられない場合は、中学数学がわからないときの原因の見つけ方から始めてください。
学習サイトは「小さく進む」ために使う
苦手な人ほど、長い授業を一気に見るより、細かいテーマを短く確認できる教材が向いています。
中学数学の学習サイトでは、学年ごとの内容をテーマ単位で確認できます。苦手な単元全部ではなく、今日直したい1テーマを選んで使うと続けやすくなります。
まとめ
数学の苦手を克服するとき、最初から高得点や難問を目標にする必要はありません。自力で解ける小さなテーマを1つずつ増やすことが、苦手意識を減らす一番確実な方法です。
まず今日、苦手な単元を一つだけ細かく分けてみてください。「一次関数」ではなく「傾き」のように小さくできれば、次にやることが見えてきます。
ますっちで、今日の1つから。
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