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数学が苦手な中学生への声かけ|保護者が言わないほうがいい言葉・伝えたい言葉

数学 保護者 勉強法

もくじ(9)
  1. 「やる気がない」ように見えるときに確認したいこと
  2. 避けたい声かけ1:「こんなのも分からないの?」
  3. 避けたい声かけ2:「前にもやったよね」
  4. 避けたい声かけ3:他の子と比べる
  5. 保護者が使いやすい3つの質問
  6. 点数が下がったときは、答案の中身を見る
  7. 「勉強しなさい」ではなく、始める単位を小さくする
  8. 夏休みや長期休みは「全部復習」しなくてよい
  9. まとめ

数学の点数が下がったり、宿題がなかなか進まなかったりすると、保護者としては心配になります。

「もっと勉強したほうがいい」「前にも習ったよね」と言いたくなる場面もあると思います。

ただ、本人がすでに「分からない」「何から直せばいいか分からない」と感じている場合、強い言葉を重ねると、数学の問題を開くこと自体が嫌になってしまうことがあります。

保護者が数学を教えられなくても大丈夫です。大切なのは、本人が止まっている場所を一緒に小さくすることです。

「やる気がない」ように見えるときに確認したいこと

次のような様子がないでしょうか。

  • 宿題を開くまで時間がかかる
  • 分からないとすぐ解答を見る
  • 数学のテストを見せたがらない
  • 計算問題だけ避ける
  • 「全部分からない」と言う

もちろん、単純に疲れている日もあります。ただ、数学は前の単元が次へつながるため、1つ分からないところがあるだけで、その後の問題まで手が止まりやすくなります。

「やる気」の問題と決めつける前に、どこから分からなくなったのかを確認してみてください。

避けたい声かけ1:「こんなのも分からないの?」

大人から見ると簡単な計算でも、本人にとっては今まさに分からない問題です。

「こんなのも」と言われると、質問すること自体を避けるようになる可能性があります。

代わりに、

「どこまでは分かった?」

と聞いてみます。

「問題文は分かるけど式にできない」「途中まではできるけど符号で迷う」と分かれば、次に戻る場所が見えてきます。

避けたい声かけ2:「前にもやったよね」

一度習った内容を忘れることは珍しくありません。

数学は積み上げ型なので、忘れた内容をそのままにして先へ進むより、必要なところまで戻ったほうが早く理解できることがあります。

「前にやったのに」ではなく、

「どのあたりから怪しくなったか見てみよう」

と考えるほうが立て直しやすくなります。

基礎へ戻る方法は、中学数学を基礎から学び直す方法でも紹介しています。

避けたい声かけ3:他の子と比べる

「友達は80点だった」「お兄ちゃんは数学が得意だった」という比較は、今の本人が何をすればよいかを教えてくれません。

比べるなら、他人ではなく本人の過去と比べます。

「前回は途中式がなかったけど、今回は書けているね」

「昨日できなかった問題が今日はできたね」

のように、具体的な変化を見ると、続ける行動も分かりやすくなります。

保護者が使いやすい3つの質問

数学を詳しく教えられなくても、次の3つなら使えます。

  1. どこまでは自分で分かった?
  2. どこから手が止まった?
  3. 明日もう一度やるなら、どの問題にする?

この質問の目的は、答えを聞くことではありません。

「全部分からない」を、「連立方程式でどちらの文字を消すか分からない」まで具体的にすることです。

そこまで分かれば、教科書・学校の先生・学習サイトなど、頼る先を選びやすくなります。

点数が下がったときは、答案の中身を見る

「何点だった?」だけでは原因は分かりません。

テストを見るときは、

  • 解き方そのものが分からなかった問題
  • 計算ミスで落とした問題
  • 時間切れでできなかった問題

に分けてみてください。

解き方が分からないなら単元へ戻り、計算ミスなら計算方法や見直しを整えます。

数学を勉強しているのに成績が上がらない5つの理由も、学習の中身を確認するときの参考になります。

「勉強しなさい」ではなく、始める単位を小さくする

数学が苦手な状態で「今日は1時間やろう」と言われると、始める前から負担に感じることがあります。

そこで、

「昨日間違えた1問だけやってみる?」

「10分だけ一緒にどこが苦手か探そうか」

のように、入口を小さくします。

始めてしまえば続けられる日もありますし、10分で終わっても「苦手を1つ確認できた」なら意味があります。

夏休みや長期休みは「全部復習」しなくてよい

長期休みになると、遅れを一気に取り戻したくなります。しかし、範囲を広げすぎると本人も保護者も疲れます。

夏休み後半、中学生の数学は何を復習する?で紹介したように、苦手な単元を1〜2個に絞るほうが進めやすい場合があります。

まとめ

数学が苦手な中学生への声かけで大切なのは、無理に前向きにさせることではなく、「どこで止まっているか」を一緒に見つけることです。

「何点だった?」だけではなく、「どこまでは分かった?」と聞いてみてください。

保護者が答えを教えられなくても、戻る場所を見つけ、本人が一人で抱え込まない状態を作ることはできます。

ますっちの中学数学学習では、中1〜中3の内容を小さなテーマに分けて学べます。苦手なところだけ戻りたい家庭学習にも使えます。

ますっちで、今日の1つから。

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