円周率はなぜ3.14?πが表しているものを中学生向けに解説
もくじ(10)
円の問題で使う π。小学校では3.14を使って計算し、中学校ではπのまま式に書くことが増えます。
そこで疑問になるのが、
「円周率はなぜ3.14なの?」
ということです。
正確に言うと、円周率πは3.14ではありません。πは、
3.1415926535…
と続く数で、3.14はその近似値です。
円周率は「円周÷直径」
円周率πは、
円周 ÷ 直径
で表される比です。
たとえば直径10cmの円なら、円周は約31.4cmなので、
31.4÷10 ≒ 3.14
となります。
直径20cmなら円周は約62.8cm。
62.8÷20 ≒ 3.14
です。
円が大きくなっても小さくなっても、円周と直径の割合は同じになります。この一定の比がπです。
なぜ大きさが変わっても同じなの?
大きさの違う円は、形そのものは同じまま拡大・縮小した関係になっています。
直径を2倍にすれば、円周も2倍になります。
直径を3倍にすれば、円周も3倍です。
つまり、円周と直径は同じ割合で増えるため、
円周÷直径
という比は変わりません。
だから、どんな大きさの円でも同じπを使えます。
3.14は「πを途中で丸めた数」
πは、
3.14159265358979…
と小数が終わらず続きます。
毎回すべての桁を書くことはできないため、小学校では計算しやすいように3.14を使います。
中学校では、
2πr
や、
πr²
のようにπを記号のまま残すことで、途中で丸めず正確に表せます。
つまり、πは面倒な数字を一文字で正確に扱うための便利な記号でもあります。
数学では、長い内容を短い記号で扱えるようにする工夫がほかにもあります。記号の役割に興味がある人は、なぜ数学では「x」を使うの?も読んでみてください。
円周の公式はなぜ2πr?
円周は、
直径×π
です。
半径をrとすると、直径は 2r なので、
円周 = 2r×π
=2πr
となります。
公式を丸暗記するより、「直径×円周率」と覚えておけば、2πrを忘れても戻れます。
面積のπr²と混同しない
半径rの円について、
- 円周:
2πr - 面積:
πr²
です。
よくあるミスは、円周を求める問題で πr² を使ったり、直径をそのままrに入れたりすることです。
問題文で直径が与えられているなら、まず半径に直してから式を作ると安全です。
「公式は覚えたのに取り違えが多い」という場合は、中学生の計算ミスを減らす方法で、見直す場所を固定する方法も紹介しています。
22/7はπと同じ?
22/7 は約3.142857…なので、πにかなり近い値です。
ただし、22/7とπは同じではありません。
3.14も22/7も、πを近く表した値です。中学校の式では、特に指示がなければπをそのまま使うほうが正確です。
1分チェック
半径3cmの円を考えます。
円周
2×π×3 = 6π
答えは 6π cm。
面積
π×3² = 9π
答えは 9π cm² です。
単位も、円周は長さなのでcm、面積は広さなのでcm²になることを確認してください。
まとめ
円周率πは、円周を直径で割ったときにどの円でも同じになる比です。
3.14はπそのものではなく、計算しやすくするための近似値です。
「円周=2πr」を忘れたときは、
円周=直径×π
まで戻って考えてみてください。
公式と意味がつながると、半径と直径を取り違えるミスも減らしやすくなります。
ますっちで、今日の1つから。
無料ではじめる