正負の数でつまずく人が、だいたい同じ所で止まる理由
中1の最初の単元「正の数と負の数」は、中学数学でいちばん最初に つまずきが出る所です。しかも、つまずく場所はだいたい決まっています。
1. 「−」が2つの意味を持っている
小学校まで、− は「ひく」という命令でした。
中学に入ると、ここに「マイナスの数」という状態の意味が加わります。
| 書き方 | 読み方 |
|---|---|
| 5 − 3 | 5 から 3 を「ひく」 |
| −3 | 「マイナス3」という数 |
| 5 − (−3) | 5 から「マイナス3」を「ひく」 |
3つめで手が止まるのは、頭が悪いからではありません。 同じ記号が2つの役をしているからです。
ここを越えるコツは、−(−3) を見たときに
「ひく、マイナス3」と声に出して読み分けることです。
2. かっこを外すときに、最初の項だけ符号を変える
いちばん多いまちがいがこれです。
9 − (4 − 7)
= 9 − 4 − 7 ← まちがい
= 9 − 4 + 7 ← 正しい
かっこの前が − のときは、中の全部の符号が変わります。
1つめだけ変えて2つめを忘れるのは、ほぼ全員が一度は通ります。
3. (−2)² と −2² を同じだと思う
これは指数が「どこまでかかるか」の話です。
(−2)²… かっこの中ぜんぶを2回かける →(−2) × (−2) = +4−2²… かかるのは 2 だけ。2² = 4を計算してからマイナス →−4
指数は、すぐ左のものだけにかかる。 これだけ覚えておけば区別できます。
つまずきは、順番の問題であることが多い
上の3つは、どれも「前の段が固まっていない」ときに出ます。
− の読み分けができていないのに、かっこの外し方を練習しても、
根っこが残ったままになります。
ますっちの「正の数と負の数」は、この順番で15レベルに 分けてあります。上から順に進めば、前の段が次の段で効いてきます。
ますっちで、今日の1つから。
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