末尾が5の2乗はなぜ簡単?35²・65²・115²を暗算するコツ
もくじ(16)
35²、65²、115²。
普通に掛け算すると少し面倒ですが、末尾が5の数の2乗には共通する計算のコツがあります。
たとえば、
65²
なら、5の前にある6と、その次の7を掛けます。
6×7=42
その後ろに25を付けると、
4225
になります。
この方法は数字遊びではなく、中3で習う展開を使うと理由を説明できます。
まずは3問で規則を見てみよう
35²
5の前は3なので、
3×4=12
後ろに25を付けて、
35²=1225
65²
6×7=42
なので、
65²=4225
115²
115では、5の前を「11」と考えます。
11×12=132
後ろに25を付けて、
115²=13225
です。
95²だけを例にした基本の解説は、95²を暗算で計算する方法で詳しく紹介しています。この記事では、そこから一歩進めて一般的な仕組みを見ていきます。
覚え方は「前×次、最後に25」
末尾が5の数を見たら、
5の前の数 × その次の数 → 25を付ける
と覚えます。
たとえば85²なら、
8×9=72
なので、
7225
です。
ここで一番多いミスは、
8×8=64
として6425にすることです。
「前の数を2乗」ではなく、前の数と次の数を掛ける点に注意してください。
なぜ必ず最後が25になるの?
末尾が5の整数は、
10a+5
と表せます。
たとえば65ならa=6、115ならa=11です。
これを2乗すると、
(10a+5)²
展開して、
100a²+100a+25
となります。
前の2項をまとめると、
100a(a+1)+25
です。
つまり、
a(a+1) の後ろに00を付けた数に25を足しているので、結果は必ず
a×(a+1) の後ろに25
という形になります。
これが暗算の仕組みです。
展開や因数分解がまだ難しい人は、展開と因数分解がわからない中3へから確認してみてください。
25²でも使える?
もちろん使えます。
5の前は2なので、
2×3=6
後ろに25を付けて、
625
です。
5²ではどうなる?
5を 05 と考えると、5の前は0です。
0×1=0
後ろに25を付けて、25。
つまり、
5²=25
となります。
205²のような大きな数でも同じ
205²なら、5の前は20です。
20×21=420
その後ろに25を付けて、
42025
です。
数が大きくなってもルールは変わりません。
この「大きく見える計算ほど、式の形を見れば簡単になる」という感覚は、1001²−999²を一瞬で解く方法にもつながります。
使える条件を間違えない
この方法が使えるのは、同じ数を2回掛ける2乗で、末尾が5のときです。
たとえば、
65×75
にはそのまま使えません。
どちらも5で終わっていますが、同じ数の2乗ではないからです。
計算の裏技は、方法だけでなく「どんな形なら使えるか」まで覚えてください。
3問練習してみよう
問題1
45²
4×5=20
答えは2025。
問題2
75²
7×8=56
答えは5625。
問題3
125²
12×13=156
答えは15625です。
解説を閉じて、もう一度何も見ずに計算できれば定着してきています。
暗算のコツは公式暗記にもつながる
この計算方法は「テストで必ず使わなければならない公式」ではありません。
しかし、展開公式が実際の数字の計算を簡単にしていると分かると、
(a+b)²
のような式も単なる暗記に見えにくくなります。
数学の公式は、問題を難しくするためではなく、同じ計算を何度も楽に扱うために整理された道具でもあります。
まとめ
末尾が5の数の2乗は、
5の前の数 × その次の数 → 後ろに25
で計算できます。
65² なら、
6×7=42 → 4225
です。
仕組みは (10a+5)² を展開すると説明できます。暗算だけを覚えるのもよいですが、中3ならぜひ「なぜそうなるか」まで確認してみてください。
ますっちで、今日の1つから。
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